AI活用講座に助成金って本当に使えるの?
社内でAIを活用した業務改善を進めたいのですが、社員研修にかかるコストが気になっています。助成金を活用できると聞いたのですが、本当に実用的なんでしょうか?
もちろんです!『人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)』や『人への投資促進コース』を活用すれば、AI講座の受講料や研修中の賃金の一部を国から補助してもらえますよ。
研修費用が補助されるのは助かりますが、具体的にどのくらいの支援が受けられるのでしょう?
例えば、中小企業の場合、訓練費用の60~75%、研修期間中の賃金も960円/時間の助成を受けられるケースがあります。
それなら、負担を大幅に減らせそうですね!
その通りです。さらに、大企業の場合でも助成対象となり、訓練費用の45~60%、賃金助成は480円/時間程度の支援を受けられるケースがあります。ただし、助成率は中小企業より低めに設定されています。
なるほど。企業規模によって助成額が異なるんですね。大企業でも活用できるとは知りませんでした。
そうなんです。特にAIリスキリングやDX推進を進める企業にとっては、研修費用を抑えながら人材育成ができる非常に有効な制度です。
人材開発支援助成金には以下の支援コースがあります:
- 人材育成支援コース – OFF-JTやOJTを用いて、新卒者等や有期契約労働者の正社員転換のための訓練を支援するコースです。
- 教育訓練休暇等付与コース – 有給の教育訓練休暇制度を導入し、労働者がその休暇を利用して訓練を受ける場合に助成されます。
- 人への投資促進コース – 高度デジタル人材や成長分野の人材育成、IT分野未経験者の即戦力化、サブスクリプション型の研修、労働者の自発的な訓練に対する助成などがあります。
- 建設労働者認定訓練コース・技能実習コース – 建設業における技能習得を支援します。
- 事業展開等リスキリング支援コース – 事業の新展開やDX推進を支えるための知識・技術の習得を助成します。
受講の流れと助成金申請の手順
助成金を申請するのは難しくないですか?
申請にはいくつかのステップがありますが、ポイントを押さえればスムーズに進められます。
1.研修計画を作成し、事前に労働局へ提出(訓練開始1カ月前)
2.研修を実施(OJTやeラーニングもOK)
3.研修終了後、必要書類を揃えて助成金を申請
特に事前計画が重要なので、早めの準備をおすすめします。
なるほど、社内でAI導入計画と合わせて、研修計画をしっかり立てるのがカギですね。
研修計画についてもう少し説明すると、
研修計画では、訓練の目的・対象者・カリキュラム・講師情報など詳細を明記します。また、事業展開やDX推進との関連性を示すことで、承認を得やすくなります。
研修終了後の必要書類と助成金の申請方法
研修が終了したら、助成金を申請するために必要書類を準備します。助成金の申請には、研修の実施状況や費用が適正であったことを証明する書類が求められます。以下の手順で進めるとスムーズです。
- 研修実施報告書の作成
- 実施した研修の詳細(受講者名、研修時間、内容)をまとめます。
- 研修の修了証や出席簿を添付し、受講状況を証明します。
- 研修費用に関する証明書類の準備
- 研修の受講料を証明する請求書・領収書を準備します。
- 賃金助成を申請する場合、給与支払い記録や勤怠管理データも必要です。
- 申請書の作成・提出
- 各助成金の指定フォーマットに沿って申請書を作成します。
- 企業の経理担当者や社労士と連携し、内容に誤りがないか確認します。
- 労働局への提出
- すべての書類が揃ったら、管轄の労働局へ提出します。
- 助成金の審査には数カ月かかることがあるため、早めの対応が重要です。
- 助成金の受給
- 労働局の審査を通過すれば、指定の銀行口座に助成金が振り込まれます。
- 受給後、事後監査に備えて関連書類を一定期間保管しておきましょう。